09

何度でも君と最後を迎えよう
fading light
君と落ちてくだけの
指先の花
許されるのなら ここで
ななついろのほし
死んだように背中合わせで
血の色さえも透明で
ただ無垢にさきのことを話してみたい
泣けたんだね

きれいなさいごが見たかったのに
いつだって地球は回る
そしたら僕は死ねるのに
思い出さえ遠くへ消える
かえらない純白
触れない指先
賢い乙女は恋をしない
銀スプーンの虚像
ほころぶおしろい花
これから君へと何度も巡るだろう春は

地球のはじっこ陣取り合戦
声に出せば熱は冷めて
書き足された運命線
やさしい嘘などない
太陽のほくろ
さかしらに閉じた瞼
ちぎれたこゆび
確率論にて
いい加減な生命
「笑えない冗談」って笑った

餌付け完了
ゼブラの歩道
なんてか弱い光で
終電ってなんかいい響き
ひとかじりのこきゅう
夏が聞こえる
モノ・プロローグ
泡になってきれいに消えたかった
うそつきなんだね
神様は君の事なんて覚えてないってさ

フールズワールズ
雨に降られて君は消えた
さよならを盗んで
テークツーのハッピーエンド(HAPPY ENDING of the take two)
消えては現れる太陽みたいに
指きりの代償
愛の可能性について
魔法の椅子で夢の国へ
赤ん坊のまんまでいたかった
君の届かなかった明日

どこにも生きれない
僕なりの“博愛”
弾丸を花にかえて
春ってなんだかむずがゆい
転んじゃえばよかったのに
幸せに沿って歩こう
みずうみのまんなかで
波が寄せるまで
8つめの不思議を探しに
鏡の中で生きれたら